Furano
Sustainable Drama

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持続可能な地域づくりの先進地へ

INTERVIEW

メロンファーム亀渕
代表 亀渕 貴史

-現在環境衛生センターの堆肥を使用されていると伺ったのですが、どのような作物に使用されているのでしょうか?

たまねぎは全面積堆肥を利用しています。あとはメロンでも使用をしています。
今使用しているのはその2品目です。

-衛生センターの堆肥を使われるようになったのはいつ頃からでしょうか?

10年ぐらい前になると思います。
家のすぐ近くで堆肥を生産してるんで「最初どんなもんかな」という感じで、お試しで使ってみました。
続けて使用していくうちに「いいんじゃないかな」っていう感じになりまして、ずっと使っていますね。

-10年間使われていて、「いいんじゃないかな?」と思われたポイントは何だったのでしょうか?

昔より生育のムラがなくなっているのを感じるようになっています。
どうしても天候に左右される部分はありますし、堆肥は1年で効果がすぐ出るものではないですが、やっぱり今の堆肥を入れ続けて生育のムラの少なさをちょっとずつ感じるようになってきました。

-ちなみに衛生センターの堆肥の前は、何を使用されていたのでしょうか?

以前は麓郷の有機物センターの堆肥や堆肥以外ですと、鶏糞や米ぬかなどの有機質のものを使っていました。ただ、コストがかかるので本当に近いところで使わせて貰えるのは経営コストの面でとても助かっています。蒔いて作物も良いので、ダブルの効果があるかなと思っています。

-品質も担保されるし、コストのメリットも大きいんですね!

たまたまうちはすぐ隣で直接衛生センターに取りに行けるので運賃コストがかからないのは大きなメリットです。
今はウクライナ情勢も含め、肥料の価格が上がってきているので堆肥で肥料が補えるといった部分ではとても役に立ってますよね。

-たまねぎとメロンなのですが、使われているものは環境衛生センターの堆肥のみでしょうか?それとも何かと一緒にブレンドしながら使用されているのでしょうか?

秋に蒔くのは衛生センター堆肥のみで、春は化成肥料も使うんだけど、堆肥を蒔くことによって、若干化成肥料の使用量を減らすことができるんです。
今、本当に化成肥料が高いので助かってますね。

-ちなみに亀渕さんとしては衛生センターの堆肥がもっと使える方がが嬉しいですか?

まあきっとね。肥料が高くなってくると、やっぱり堆肥とかにすごい目が向いてくるんだろうけど、実際衛生センターも富良野市の人口減の絡みもあって生ごみの量が少なくなってきてるとか。
なので、いかに生産量をキープしてもらえるかっていうのを気にしています。
色々な部分で堆肥の生産量のキープは難しいと思うけど、下がる率も緩やかに下がるぐらいで何とか安定的に作っていただきたいなと思ってます。

-ちなみに衛生センターの堆肥を使っている他の農家さんの評判は聞かれたことはありますか?

あんまり会わないので詳しくは聞いたことはありません。でも、トラックとかを見てると毎年同じ人が来ています。そう考えるとやっぱり何かしらいい部分があるんで、毎年買いに来てるんじゃないかなと思っています。