市民と行政が協働で実現するリユース・リサイクル
昭和60年代から始まった、ゴミの分別が現在まで、続いているのは富良野に住まう市民が環境へ配慮した努力の賜物である。
分別が始まった当初は市民の理解を得るために行政職員が一軒一軒、分別の趣旨ややり方を丁寧に伝え、今後の展望や協力の依頼を精力的に行った過去がある。また、各エリアでの分別説明会等も行って、まさに協働での事業展開となった。現在の14種分別が実行出来るのも、過去からの土台がしっかりしているということがあげられる。
現在も定期的に「ごみ分別研修会」や「出前講座」を実施し、富良野市の取り組みについて新たに転入してきた方を含め、ご理解していただけるような仕組みづくりを展開している。
資源回収ステーション
一般的には「ゴミステーション」と呼ばれる各地区で設けられている場所も、富良野市では「分ければ資源、混ぜればごみ」というテーマのもと、「資源回収ステーション」と呼んでいる。
この場所は町内会毎に自ら管理運営を行い、分別ルールの徹底や啓蒙活動を行っている。
廃棄衣料品の再生利用
地域のサークルが中心となって、廃棄衣料品を利用して、マイバック等の制作をしている。
リサイクルマーケット
日頃の分別に協力している感謝の気持ちを込めて、毎月2回再生衣料品(100円)の販売を行っています。令和3年度には1,575枚の販売実績があります。
リサイクル率約90%の実績
上記の取り組み、RDF燃料の生成や生ごみの堆肥化などの取り組みで富良野市は約90%のリサイクル率を誇っています。
リサイクルの内訳 ごみ総量6,607t/年
リサイクル率 89%(令和3年度)